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スクラッチDJの頂点、DJ Qbertが認めたPC内蔵DJミキサー

DIGITAL CULTURE
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フリーライター武者良太
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アナログディスクからCD、デジタルファイルと、移り変わっていったDJの音源。運ぶ音源・機材がコンパクトになり、いいことなのかと思いきや、違った側面もあるようだ。

スクラッチプレイが中心ゆえに、使い慣れたギアとしてフルサイズのターンテーブルやミキサーなどの機材をすべて現場に入れているプロフェッショナルDJは、モバイルPCやケーブルやら、以前よりも多くのアイテムを運ばなくてはならない現状に難を感じているという。

そこでDJ Qbertが率いるスクラッチ集団Thud Rumbleは、DJミキサーPC「Invader」を開発。先日開催された Intel Developers Forumにおいて、プロトタイプを自らのプレイとともに公開した。

「Invader」はPC+DJコントローラのシステムではなく、PCの機能を内蔵したDJミキサーというのがポイント。CPUはCore i5またはi7、Windows 10上でNative InstrumentsのTRACTORを実行し、DJソフトの機能を引き出すCUEボタン、ボリウム、フェーダーを装備している。

プロトタイプはウッドケースに必要なパーツをアサインしたメタルパネルで蓋をしているように見えるが、キレのあるスクラッチサウンドからハイエンドなパーツが使われていると想像できる。現在のバージョンは内部ストレージ内のデジタルファイルをタイムコードコントロールするに留まっているそうだが、アナログイン/HDMIインのオーディオインターフェースも備えている。

想定価格は1,699ドルから。プロフェッショナル用多機能DJミキサーとほぼ同価格帯となる予定。この「Invader」がスクラッチを中心とするDJプレイに新たな風を送り込むことになるのか。注目したい。