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音楽をもっと大切にしよう。ショップのBGMをプロがキュレーションする「Atmosphere」

NEW INDUSTRY
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ライター塚本 紺
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アムステルダムのスタートアップkollekt.fmによるサービス「Atmosphere」が面白い。DJ、ミュージシャン、プロデューサーなど音楽業界のプロにキュレーションしてもらったプレイリストを月額利用料を払うことでユーザーのビジネス店舗で流せるというものだ。

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カフェ、バー、ラーメン屋、服屋、雑貨屋...店舗をかまえて顧客を受け入れるビジネスでは、店の中のあらゆる要素が重要になってくる。音楽はその中でも特に大きな役割を担っている。「お気に入りのショップ、レストランだけど、店で流れてる音楽だけがちょっと..」という感想は多くの人が持ったことがあるはずだ。

音楽は奥深い。多くの場合、オーナーが好きな音楽を流すだけでは十分ではない。客にリラックスしてほしいのか、ワクワクしてほしいのか、未来を感じてほしいのか、昔を思い出してほしいのか、ビジネスの目的によって最適なBGMが変わってくるからだ。そこに目をつけたのが「Atmosphere」だ。

「音楽はぼくらのビジネスの50%だ。お客さんが入ってきたとき、最初に聞くものだからね」

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Atmosphereのウェブサイトでは導入事例として、ショップとそこで流れている音楽を実際に聞くことができる。アムステルダムのコーヒーショップ「CT Coffee & Coconuts」のストーリーでは、店主たちは「音楽はぼくらのビジネスの50%だ。お客さんが入ってきたとき、最初に聞くものだからね。いいものじゃなければみんなわかってしまう」と語っている。

ユーザーのビジネスを分析し、ブランドのメッセージは何か、どういう風に店舗で客に振る舞ってほしいのか、ターゲットの顧客層はどこなのかをAtmosphereのチームが考えてくれる。そこからコアとなる要素を引き出し、Atmosphereが抱えるキュレーターたちによる(現在80人がプレイリストを提供中とのこと)プレイリストを提案してくれるというもの。

そのリストを聴いてみて、気に入ればユーザーはそれを店で流すことができる。アプリから流れる音楽を店のサウンドシステムにつなげるだけだ。

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導入しているショップ

プレイリストはキュレーターによって常にアップデートされていく。自分が気に入ったプロによって自分の店のためだけに作られたプレイリストを流せるこのサービスは現在、若者向けのカフェや服屋などを中心に展開されている。

利用料金がキュレーターによって異なるのも特徴だ。The Next Webのレポートによると「月額150ユーロ(約1万8000円)のキュレーターもいれば、NYの有名なDJで500ユーロ(約6万円)が月額のキュレーターもいる」とのこと。決して気軽に始められる金額ではないが、ショップ経営者であれば音楽の重要性は身にしみてわかっているはず。

そしてキュレーターも同時に募集中とのことだ。こちらのページでキュレーターとして応募できる。世界中のビジネスで自分が作ったプレイリストを流せるかもしれない。

#音楽の敵、音楽の味方

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