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ジェフ・ミルズ、宇宙と人間を語る「この現実はいつも正しいわけではない」

ARTS & SCIENCE
ライターSaki Hibino
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テクノ・シーンでカリスマ的な地位を築く、ジェフ・ミルズ(Jeff Mills)。35年以上にもおよぶ濃密なキャリアを通し、彼は実験的な活動を続け、テクノを芸術的な領域まで昇華させてきた。同時に彼の投げかけるテーマは、時にオーディエンスを未知の体験へと促す。そしてオーディエンスもまた、ジェフの音楽を通じて、自分たちの想像のキャパシティが拡がる感覚を享受し続けている。

テクノ界きっての優れた先見性を持つアーティストが、次なる探求の先に選んだテーマは「宇宙」。

世界各地のオーケストラとの共演を行ない、電子音楽とクラシック音楽を融合させ「宇宙」を表現する彼の先鋭的な活動は、ヨーロッパや、日本でも話題となっている。2016年3月と今年2月に行なわれた東京フィルハーモニー交響楽団との共演では、チケットはソールドアウト、従来のクラブファンのみならず、クラシック界やよりアカデミックなシーンをも沸かせている。

また、このオーケストラとの共演の集大成ともいえる新作『Planets』をリリース。ジェフ自身が、初めてオーケストラのために書き下ろしたこのアルバムは、それぞれの惑星の構造、素材、サイズ、質量、密度 など科学的データをもとに作曲され、太陽系を旅する音楽体験型作品となっている。

飽くなき冒険心を持ち、未知の領域を探求し続けるテクノ界のパイオニアは、この世界をどう捉えているのか? そして、なぜ宇宙を表現しようとするのか?

来日したジェフ・ミルズに、独占インタビューを試みた。

2017年の「地球」でアーティストはどう生きるか

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(C)Nestor Leivas

Jeff Mills
1963年アメリカ、デトロイト市生まれ。現在のエレクトロニック・ミュージックの原点ともいえるジャンル"デトロイト・テクノ"のパイオニア的存在。Axis Records主宰。DJとして年間100回近く世界中のイベントに出演する。
音楽のみならず近代アートとのコラボレーションも積極的に行い、2007年、フランス政府より日本の文化勲章にあたる芸術文化勲章Chevalier des Arts et des Lettresを授与される。
2013年、日本科学未来館館のシンボル、地球ディスプレイ「Geo-Cosmos(ジオ・コスモス)」を取り囲む空間オーバルブリッジの音楽「インナーコスモス・サウンドトラック」を作曲。現在もその音楽が使用されている。
2005年、モンペリエ交響楽団との共演をきかっけに開始したミルズとオーケストラの公演はこれまで全世界ですべてソールドアウト。エレクトロニック・ミュージック・シーンのパイオニアでありながら、クラシック音楽界に革新を起こす存在として世界中の注目を浴びている。
Axis Records

――あなたは地球上のさまざまな場所でアーティスト活動を行なってきました。アーティストとして創作活動する中で、それぞれの場所で壁に直面したことがありますか?

Jeff Mills:ありますね。大陸から大陸を超えていろんな場所に行きましたけれど、その中の都市ではベルリンがさまざまなレベルでもっとも障害がありました。当時、まだエレクトロニック・ミュージックがアートフォームであるという点に対しての視点が欠けていたからです。エレクトロニック・ミュージックは深夜のエンターテイメントとしての位置づけが強く、それ以上になることに大きな抵抗があったように思います。その「変化」が旧来のクラブやフェスティバルといったものの枠組みにおいて少なからぬリスクを及ぼす恐怖が存在していたのでしょう。今振り返ると、表現の制限や限界を経験をした時期でしたね。

本当は音楽に対してもっと多様なアプローチができたはずです。例えば、25年間同じフェスやパーティーが同じ構成で続いていくといった形じゃなくてね

――あなたにとって2017年の「音楽」を取り巻く環境はどのようなものでしょうか?

Jeff Mills:日常生活や現実から離脱した場所。でも、いまだに日常生活の延長になっている場所でもありますね。現代の音楽シーンや生活は、私が期待していたほど発展はしていないのが現状ですね。私たちに今まで与えられてきたテクノロジーや音楽は大企業や組織に属しておらず、かなりオープンで自由なアートフォームでした。だから、本当は音楽に対してもっと多様なアプローチができたはずです。例えば、25年間同じフェスやパーティーが同じ構成で続いていくといった形じゃなくてね。

35年間活動を続ける中で、音楽の表現方法や形態は未来に進むにつれ、もっと広がっていくと想像していました。90年代半ばあたりは、テクノのパーティーはもっと概念的なものになっていると思っていましたよ。だけど現実を見てみると、音楽を志す人たちの間には「DJになりたい。でもそれ以上になりたいわけじゃない」といった流れが残っています。パーティーはやるけど、それ以上の新しい何かに発展させたいわけでない。

その中で今、自分を取り巻く環境や取り組んでいる領域は意味のあるものだと感じています。2017年はオーディエンスがエレクトロニック・ミュージックやパーティーやクラブで体験している雰囲気を通して、自分たちの日常生活から抜け出す感覚を味わうことができるはずです。

――25年間音楽シーンや人々の生活に大きな発展がなかったとおっしゃっていましたが、例えば今、最初に音楽活動の拠点としていたアメリカはどういう国だと思われますか?

Jeff Mills:アメリカ自体は変化のときだと思います。昨年のアメリカの大統領選挙は、人々の生活が劇的に変わろうとしている時に見られる反応と返答だと捉えています。ドナルド・トランプ大統領の誕生はアメリカがどのような方向に進んでいくかのひとつの見解をもたらしました。過激なトランプ氏とその側近たちは権力を行使し、最高裁判所や議会、そして人々が毎日をどうやって生きるかの選択さえもコントロールしようとしています。

不幸なことに、このような状況になったのは国としては初めてではありません。私には未来はわかりませんし、アメリカの国民も自分たちの未来なんてわかりません。ただ80、90年代とは完全に異なる国になるでしょうね。現在トランプ大統領が行なっている政策が、若い人々の思考や精神にどのような影響を及ぼすのか、それは10数年たたないとわからないかもしれません。しかし絶対に影響は出てくるでしょう。

ある意味、今は普通じゃない状態だと思います。アメリカ自体を人々が立て直そうとしているところでしょう。ただ、今回の選挙は最初から悲しかったのです。そんな悲しい状態がずっと続いています。それがアメリカの歴史なのです。

――どういった環境が若者にとってベストだと考えますか?

Jeff Mills:正直、若者にとってベストな環境って難しいですね。彼ら自身が作り出すものでもあります。アメリカだけじゃなくてヨーロッパも含め、人々が国の指導者に対して失望している状況が続いています。指導者として道理が通っていない発言や行動が目立ちますよね。そういった一連の考え方は若者にも影響します。若者たちにとって、尊敬ができ、頼りになる、誠実な指導者の存在はどの国においても希少です。

一方で、若者たちの指導者に対する反応は、もはや彼らに対するエンゲージメントではなく、関係を断ち切っているかのように見えます。若者たちは、争いごとを好みません。ニュースを見ることもなく、政府に対しても関心はなく、どうでもいいやって感じですよね。だから、今回の選挙の動きに対しても、彼らは関与することなく、むしろ立ち去っていっていたのではないでしょうか。フランスの大統領選挙で話題になっている、ル・ペン党首やイギリスのEU離脱のような状況も同じです。何十年も前だったら絶対に政治家として君臨するはずのないエリアに入り込んでいる人々が、指導者として立ち始めている状況が生まれています。これは国民が政府に対して関心を持ち実際に関わっていないからだと思いますよ。各国のエンゲージメントが減っている結果を見ると明らかな気がします。たぶん、日本も同じ状況があるのではないでしょうか。

絶対にベストアーティストになんてなれないですし、絶対にベストヒットソングも作れませんよ。だって、そんなもの存在していませんからね

Jeff Mills:音楽業界の話を例に出すと、大勢の人に向けて音楽を作っているビジネス自体に言えますよね。絶対にベストアーティストになんてなれないですし、絶対にベストヒットソングも作れませんよ。だって、そんなもの存在していませんからね。雑誌がそういった特集を組んだとしても、それはある意味、嘘ですよね。ベストDJもいなければ、ベストクラブもありません。人が勝手に判断し、政治的に決めているだけです。そういった情報にとらわれることは簡単です。でももっと重要なことは、エレクトロニック・ミュージックを通して、もっと多くの人に何かを感じてもらい、メッセージを届けていくことです。

現状、音楽ビジネス自体には問題があると思います。何をやらなければならないのか。どうなりたいのか。多くの人がさまざまな局面で困惑しているのを目の当たりにしてきました。「音楽って大変だよね」と言われるときは大抵、音楽の創作自体ではなく、中央値に値する人たちが好きになってくれるか、リスペクトしてくれるかどうかに焦点があたっています。

エンターテインメントビジネスでは、自分がこうなってほしいと思うことが、すべて叶うわけではありません。それは、オーディエンスの反応に対しても言えることでしょう。あるアルバムが好まれなかったり、理解されないこともあれば、その次にリリースしたアルバムが好評なときもある。だからそれぞれのプロジェクトやパフォーマンスごとではなく、全体を包括し集合的な感覚で自分の創作活動を見つめなければなりません

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Photo:正木万博

Jeff Mills:それは最近手がけているクラシックコンサートでも同じです。一回一回の公演としてではなく、さまざまな歴史や音楽家が生み出してきたものが集まり蓄積されてきたパフォーマンスとして捉えています。過去35年の中で多くの実験を繰り返し、効果を検証してきました。その中でアルバムなどを40枚以上出してますが、それらも今まで蓄積されたものの集大成ですからね。こういったスタイルのほうが意味があると思います。

私たちの業界は、示唆的応答がベースです。この人はこのテイストが嫌い、好きという反応がほとんどで、これが正しいといった答えは、完全にはわかりません。だから私は、好きか嫌いかという単純なところでの判断は気にしません。興味深いとすら思いません。エレクトロニック・ミュージックをできるだけ多くの人に届けるという目的に集中するだけです。自分が感じたことを、みんなが同じように感じてくれるかなんてわかりません。そういうものなんです。ただ、試し続けるだけ。もしだめだったら、また違うことを試してみればいいのです。

ジェフ・ミルズが考える「宇宙の訪ね方」

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Photo:正木万博

人はもともと想像力を持っていないものだから、まずは想像の種を与えなくてはなりません

――新作『Planets』(惑星)を制作するにあたり「かつては到達不可能と思われていた宇宙と我々の世界との距離をより縮めていく感覚を身につけてもらうことを想定した」とコメントなさっています。ただ、それは仮に我々が宇宙に達した際に「宇宙と我々の世界の距離が0になった=宇宙を感じることができた」という感覚ともまた違うように感じます。

Jeff Mills:違いますね。物理的にシュミレーションすると近い将来、これらの惑星にはきっと行けますよね。科学的にもそれらの惑星がどんな星であるのかはもっと解明されていくと思います。それによって私たちの惑星に対しての考え方も変わっていくでしょう。

『Planets』は、「宇宙に存在する惑星と私たちがいる世界がどんなものであるのか」という私なりの一つのアイディアです。この作品のコンセプトは、人々に地球を含む9つの違う世界に目を向けてもらうことです。音楽を通して、宇宙に対する直感をリスナーには感じてほしいと思っています。それは私たち自身を知ることに繋がります。

NASAがアポロを紹介したとき、「宇宙」というものを夢の場所ではなく、もっと普通で一般的な場所として紹介しました。スペースシャトルを降りることは、バスを降りることと同じ。そんなイメージだったかな(笑)。人はもともと想像力を持っていないものだから、まずは想像の種を与えなくてはなりません。そこから、想像力は広がっていくと思います。9時から17時まで働いてる人は、基本的に他のことを考えている時間なんてないですよ。そういうことを考えてもらうためには、どうにかしてそのフレームを与えなければならない。または、フレームを持つように説得する必要があります。「宇宙を理解しなくちゃいけない、じゃないと置いていかれちゃうよ」といったようにね。

――宇宙へ到達することは人類にとって大きな成長と言えるでしょうか?

Jeff Mills:言えると思いますよ。ただ単純に宇宙に行くことが人間の成長にはなりませんが。自分たちの住むこの世界を宇宙と比べたときに人間がどれだけマイクロスコープな存在かを理解できたら、それは成長につながるでしょう。もし他の知的生命体を見つけることができたら、我々人間と比較が可能になります。その比較結果を何らかの形で反映していけば人間という種を助けることにつながります。

しかし、私たち人間は多くの問題を抱えた種です。将来、人間が宇宙に達する際に起きるさまざまな問題は容易に想像ができます。例えばもし私たちが火星に行ったならば、火星は中立な惑星のままでいられるのか? それとも誰かのまたはどこかの国の財産になるのか? 宇宙の領土を巡ってさまざまな権力争いが繰り広げられるかもしれません。そして、そういった問題を誰がどのように論じて決定するのか? 私たちは、地球上で異なる大陸に暮らし、異なる文化、宗教を持った種です。惑星レベルで話が展開されたとき、地球を代表する優れた指導者がいるわけではないですから、非常に複雑ですよね。社会主義のように、私たちの種全体に対し一人の指導者を立てるのが良いと言っているわけではありません。先にも述べたように、宇宙に行ったとしても、私たちは解決していかねばならないたくさんの問題と課題を抱えているのです。

現実世界に生活している人々の大半は、アートの中に含まれているメッセージが何なのか深く理解しようとはしません

――サイエンスとアートは繋がっていると感じますか分断されていると感じますか?

Jeff Mills:シンプルだけど深い質問ですね。繋がってると思いますよ、とても。アートの目的は、人々にいろいろな考えや視点を見せることにあり、科学の目的は、ある事象についての事実の確認や証明にあります。二つはお互いを必要としています。そして私たちが自分たちについて考え、再考するためには、もっといろんな要素が必要だと思っています。私たちの周りにあるさまざまな主題に対して何を理解しているかを認識するために、異なる考え方を掛け合わせた視点は重要になってくるでしょう。

現実世界に生活している人々の大半は、アートの中に含まれているメッセージが何なのか深く理解しようとはしません。私は音楽をビジネスとして行なっていますが、オーディエンス全員が理解してくれるわけではありません。ただ、それを気にしてはいません。そういう視点からは自分は離れてしまったんですよね。作品に対しての反応もどれだけ理解したかも、その人次第です。

――私たちはサイエンスとアートをまたぐ想像力を失っているでしょうか? だとすればそれは何が原因なのでしょう?

Jeff Mills:現実世界なのかな。私たちが生きるこの現実は、いつも正しいわけではない。私たちの記憶はクリアなものではありません。起きたことが混ざり合い、再接続され、カテゴライズされていきます。人間って本当のことでなくても簡単に信じてしまうものです。「これを信じたほうがいい、これは信じないほうがいい」と自分たちを説得すれば、たとえ本当のことでなくても信じようとします。そして、その考えが同じ考えを持つ他の人々に支持されると、さらに補強され、強度の強い幻想となり、本当のことではないのに、人々の心の中では本当になっていきます。最初はそこには何もなかったのに、たちまちみんなが信じるものが生まれていくのです。

人間の心がどれだけ脆いものか。考え方自体は植えつけられていて、実際起きたことでなくとも理解したと感じている幻想の中で生きています。でもポジティブな側面もあって、本当はもしかしたらその考えも正しいかもしれないわけです。例えばここにいる彼は実は土星から来ている。その情報を彼に与え続けたら、いずれ彼は土星から自分が来たと信じるようになり、土星に帰ろうとする。彼の母なる惑星にね。人間の心っていうのは鉄みたいに強固でもなければ、安全に守られているわけではありません。相対的に見るとネガティブ、ポジティブのどちらの側面も存在しますが、面白いことが起こるはずです。誰かに「これは本当ではない」と説得され信じ始めたとしたら、それは自分のキャパシティーを超えるということですからね。

――最後に...地球から39光年離れた恒星の周りに、地球に似た7つの惑星を発見したと、ベルギーのリエージュ大学やアメリカ航空宇宙局(NASA)の国際チームが2月22日付の科学誌「Nature」に発表しました。星の表面には液体の水分や、生命までもが存在する可能性があると述べていました。

Jeff Mills:はい、知ってますよ。

――あなたは、この地球に似た星に移住したいと思いますか?

Jeff Mills:いい質問だね(笑)。うーん...ノーかな。地球は本当に住みやすいよね(笑)。もし私が生まれたばっかりだったらいいかもしれないね。でも50歳ですからね。コンビニエンスストアとか何でもある都市に住んでしまっている時点で...いやー、それは無理かな(笑)

――人間以外の知的生命体に簡単に会えるかもしれませんよ?

Jeff Mills:ははは! でも本当に見たかったらたぶん地球上で見れますよ。すぐに宇宙旅行も実現されると思いますしね。生命体は実は惑星のあらゆる環境にいて、見えていないだけじゃないかな? 海を見るといい例です。すごく深くて、見えるのはある程度まで。実際その先になにがあるかはわからないじゃないですか。宇宙も同じ。実際にはすごく高くまで行けるけれど、宇宙飛行士もどこまで行けるかはわからない。惑星の周りに何があるかなんて未知です。想像してみるとけっこうクレイジーな話ですよね。テクノロジーの進歩や知識が解明してくれるとは思いますが。だから宇宙旅行が実現されたときも、みんな面白いものを見るために地球からそこまで遠くに行かなくてもいいんじゃないかな。

――地球の近所で見られるのでしょうか?

Jeff Mills:多分ね!(笑)

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初回生産限定盤[Blu-ray CD]

ジェフ・ミルズ&ポルト・カサダムジカ交響楽団
Planets

2017年2月22日リリース
初回生産限定盤[Blu-ray CD] ¥3,800(税抜)/ 通常盤[CD2枚組] ¥2,800(税抜)

[Blu-ray] <ファイナル・オーケストラ・ヴァージョン>
5.1ch、ステレオ音源を切替可能 / 特典インタビュー映像:Jeff Mills 、Sylvain Griotto (アレンジャー)、Christophe Mangou (指揮者)

Track listing:

01. Introduction
02. Mercury
03. Loop Transit 1
04. Venus
05. Loop Transit 2
06. Earth
07. Loop Transit 3
08. Mars
09. Loop Transit 4
10. Jupiter
11. Loop Transit 5
12. Saturn
13. Loop Transit 6
14. Uranus
15. Loop Transit 7
16. Neptune
17. Loop Transit 8
18. Pluto

[CD] <オリジナル・エレクトロニック・ヴァージョン>
ステレオ

Track listing:

01. Mercury
02. Venus
03. Earth
04. Mars
05. Jupiter
06. Saturn
07. Uranus
08. Neptune
09. Pluto

PLANETS credits:

Performed by:
Jeff Mills
Orchestra: Orquestra Sinfónica do Porto Casa da Música
Conductor: Christophe Mangou

Production:
Concept: Jeff Mills
Original Composition: Jeff Mills
Classical Arrangement: Sylvain Griotto

Recorded at Casa da Musica, Porto, Portugal
Recording engineer: Carlos Lopes (Casa da Musica)
Pre-editing: Anne Laurin
Mix down engineer: Jonathan Allen (Abbey Road Studio)
Additional Keyboard arrangements: David Walter
Mastering engineer: Darcy Proper (Wisseloord Studios)

(通訳:ダイクストラ春香、編集:Makoto Saito)