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世界のAR/VR事情を分野別に一覧できるエコシステムマップ

NEW INDUSTRY
ライター渡邊徹則
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エンターテインメントの世界はもちろん、ビジネス、アートなどにも広がりを見せる、ARやVR。もはや次世代を担うテクノロジーになるのは既定路線といえるが、高度な技術や専門用語の壁に気後れして、今一歩踏み込めないという方も多いのではなかろうか。

AR/VRの世界では何が起きているのか、どういった企業やトレンドが主流かといった最新事情と、エコシステムが一目でわかるようにビジュアル化したWebサイトが、「VR & AR Ecosystem Map」だ。ここではAR/VRを、ハードウェア、人物、サービス、メディアなどに分類し、それぞれの分野で注目すべき商品や企業・団体の解説とリンクを掲載している

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たとえばヘッドセットのページを見ると、Oculus RiftHTC VivePlayStationVRをはじめ、中国企業の3 Glasses、ヘッドセットのシステムをオープンソースで提供するRazerなどが並び、すでに多くの企業が参画しているのがわかる。

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またVRやARに携わる人材や識者について知りたい場合は、こちらのタレントエージェンシーのページが参考になるだろう。VR界のフリーランサーが集うサイトや、ARの専門家で作られたAugmentedReality.orgなど、見るだけでも勉強になるサイトが並んでいる。

他にも、インタラクティブなプロジェクターで床や壁に映像を投影してゲームを楽しめるLumoや、スマホをかざすと動物などが飛び出すSpellboundなど、子ども向けのコンテンツを制作する企業を集めたページやVRの市場動向を調査したレポートを集めたページ、AR/VRを医療分野で活用した事例を集めたページなど、このサイトを回遊するだけでAR/VR業界がまるわかりになるほどの充実度だ。

VR & AR Ecosystem Mapに関わっているのは、AR/VR業界の有志たち。制作の動機は、何より彼ら自身がネット上にあふれる情報の錯綜ぶりに混乱していたからだとか。

言ってみれば、AR/VRの「まとめサイト」とでもいうべきVR & AR Ecosystem Map。新規ビジネスの企画の資料に、あるいはエンターテイメントを楽しむために活用してみてはいかがだろうか。