未来のアートを予感させる「モーションデザイン」の最前線『Motion Plus Design』
ARTS & SCIENCE2015年にパリで開催されて以来、先進的なモーションデザイン・クリエイターたちが集まり支持されてきたイベント『Motion Plus Design』。その日本初開催が4月に決定。さまざまな領域で活動するモーションデザインアーティストたちが集結する『MOTION PLUS DESIGN'S MEETUP TOKYO 2017』が4月に東京・恵比寿で行われる。

Japanese Version - "What is Motion Design ?" from Motion Plus Design on Vimeo.
ウェブ、モバイル、広告、CGアート、ミュージックビデオ(MV)で駆使される「モーションデザイン」。少しづつだが確実に浸透しつつあるモーションデザインと、新しい表現方法に対する考え方。フランス人タイトルデザイナーのKook Ewoが立ち上げたプロジェクト『Motion Plus Design』は、アートの方面で進化するモーションデザインをより一般的に認知を拡大させ、現代のクリエイティブに携わる世界中の人が、制作ツールからインスピレーションとなる作品紹介まで、お互いから学びつながるための場所を作る目的で始まった。
東京での『Motion Plus Design』には、実験的なオーディオビジュアルで知られるアーティスト/プロデューサーのフライング・ロータス(Flying Lotus)をはじめ、スクリレックス(Skrillex)やデッドマウス(deadmau5)、アモン・トビン(Amon Tobin)などの映像やライブビジュアルを手がけるグラフィックデザイナー、BEEPLE(ビープル)ことマイク・ウィンケルマン(Mike Winkelmann)が特別ゲストとして来日する。BeepleのTwitterには、毎日「#cinema4d」のハッシュタグとともに、サイケデリックなグラフィックが投稿されているのでこちらも必見だ。
new VJ clip with music from @comtruise -- #cinema4d files included!!!!1111111 https://t.co/VgQQwPVUKIpic.twitter.com/QIZAUFv3IJ
— beeple (@beeple) March 3, 2017
ZERO-DAY from beeple on Vimeo.
日本人アーティストでは、細金卓矢、平岡政展、橋本麦、田島太雄がゲストで登場する。
映像作家の細金卓矢は、アニメ作品『四畳半神話大系』や、『日本橋高架下R計画』の映像を手がける傍ら、NHK Eテレ『デザイン あ』の映像作品、ローソン『ほかほかおでんのうた』などプロモーション要素の強い作品まで、CGやアニメーション、実写とジャンルを問わず音とマッチする映像を精力的に手がけている。
Vanishing Point from Takuya Hosogane on Vimeo.
平岡政展は、最近ではアニメ『リトルウィッチアカデミア』EDを手がけて話題になっているが、これまでもロックバンド、ユニコーンの阿部義晴によるソロプロジェクトの映像作品や、でんぱ組.incの『でんでんぱっしょん』MVにアニメーション制作で参加するほど実績を持ち、今最も勢いがあり日本を代表するアニメーション作家の一人と言える。
ONE AND THREE FOUR from masanobu hiraoka on Vimeo.
L'Œil du Cyclone from masanobu hiraoka on Vimeo.
2015年にメディア芸術祭 エンターテイメント部門で新人賞を受賞した、映像作家でデジタルアーティストの橋本麦は、日本人アーティストgroup_inouの『EYE』のMVや、ブルックリンのロックバンド、ダーティー・プロジェクターズに属するアーティストオルガ・ベル(Olga Bell)のソロプロジェクトに映像監督として参加するなど、音楽の領域でも活躍する。
TECHNE - depthcope from 麦 : Baku on Vimeo.
東京のビジュアルデザインスタジオ「タングラム」に所属する映像作家でアーティストの田島太雄は、3DCGソフトとモーショングラフィックスを活用した映像作品『Night Stroll (夜の散歩)』を発表したり、tofubeats(トーフビーツ)の『朝が来るまで終わる事のないダンスを』MVを撮影するなど、光を巧みに駆使した表現で何気ない日常の風景を一変させる世界観が特徴だ。
概要
イベント名:Motion Plus Design Tokyo
開催日: 2017年4月7日(金) 18:00
アジェンダ:
ラウンドテーブル:ゲストスピーカー#1 : 細金卓矢/Takuya Hosogane
ゲストスピーカー#2 : 平岡政展/Masanobu Hiraoka
ゲストスピーカー#3 : 橋本麦/Baku Hashimoto
ゲストスピーカー#4 : 田島太雄/Tao Tajima
パネルディスカッション:BEEPLE (USA)
会場:アクトスクエア(〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4-19-19 2F)
パートナー : アドビ
詳細:URL
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